タメ口は駄目!職場で年下の先輩と上手に付き合う方法

タメ口は駄目!職場で年下の先輩と上手に付き合う方法

仕事を始めると自分より年下の先輩がいる場合があります。

先に入社した先輩として色々教えてもらったり、間違いを正してもらうこともあるでしょう。

しかし、その人が年下だと分かっても敬語で話しますか?それともタメ口で話していますか?

自分の方が年上で早く生まれていると、どちらにするか迷いますよね。

職場の人間関係を作っていく上で大切なことの1つが「年下の先輩に敬語を使うか」、反対に「年上の後輩にタメ口を使っていいのか」です。

そんな先輩・後輩への接し方について、上手に付き合う方法をご紹介します。

職場では自分より前から働いている人は先輩として接する

高校生までは、自分より年下に敬語を使う機会はめったにありませんでした。

学年が1つでも上なら敬語を使うし、1つ下の学年にはタメ口を使います。

もし先輩にタメ口で話しかけてしまうと、怒られましたよね。

また後輩に敬語を使うと、「なにこの先輩!?」と不思議な目で見られたりします。

しかし、この関係性は社会人になると変わります。

職場では年齢や学年は関係なく、自分より前から働いている人は、目上として接するように言われます。

そのため、相手が年下だったとしても、先に入社したのであれば、敬語で話すようにしてください。

年下だからといって指示を聞かなかったり、自分のが上だという態度を取ってはいけません。

年令に関係なく、あなたが仕事を一通り覚えるまでは、教えてもらう立場です。

年下の先輩は、自分の仕事に加え後輩を指導するという大変な任務を背負っています。

年齢で区別せずに、先輩の話をよく聞き、敬語を使ってコミュニケーションを取るようにしましょう。

タメ口にしても良いタイミング

年下の先輩には、年上の後輩から敬語で話しかけてほしくない人もいます。

「自分より後から入ったとはいえ、年上で人生経験も豊富な人に、敬語で話しかけられるのは気が引ける」と思われる場合もあります。

このような考え方の先輩は「タメ口で話してもらって大丈夫です」と言ってきますので、徐々にタメ口を使うようにしてください。

急にタメ口になるのではなく、「わかりました。少しずつ変えていきます」と言って、徐々に距離を詰めていくのが良いでしょう。

他にもプライベートの話をしているうちに、仲良くなって自然にタメ口になっていく場合もあります。

そうなればお互い信頼関係もできていますので、タメ口になっても大丈夫です。

相手から何の許しもなく、仲良くもなっていない状態でタメ口を使うと、良い印象を与えません。

周りの人にも「態度が大きい人」と思われ、嫌われてしまうので注意しましょう。

自分が先輩になった時の年上の後輩との接し方

仕事を続けていれば、年上の後輩が入ってくることもあります。

後輩とはいえ年上になるため、仕事中でも敬語を使うようにしてください。

あなたの方が立場は上だとはいえ、年上相手に指導しづらいと思います。

10歳以上年齢が上の相手だと、「プライドを傷つけてしまうかな」と心配になるでしょう。

しかし、仕事に関してはしっかり指摘して、きちんと教えてあげる気持ちが大切です。

相手を叱る際に敬語を使わないと横柄な印象を与えるし、年上の後輩も嫌な気持ちになります。

年下に教えてもらうのが恥ずかしい、気が引けるという人もいます。

そのため、親しくなるまで敬語で話しかけるようにしてください。

なお、中には年下の子とフランクにしゃべって仲良く仕事したいという人もいます。

そういう相手にはタメ口を使うと喜ばれるため、フランクに話しても問題ありません。

ただし、「タメ口でいいですよ」と言われても、人生の先輩として敬う気持ちを忘れないようにしてくださいね。

まとめ

職場で年下の先輩との接し方、年上の後輩との接し方についてご紹介しました。

基本的にあなたより前から働いている人は、年下でも敬語を使うようにしてください。

仲良くなればタメ口になることもありますし、先輩の方から「敬語を止めてください」と言われる場合もあります。

しかし、まだ付き合いが浅いのであれば、敬語で話すのがマナーです。

もし、いつか自分が年上の後輩をもつ身となったら、人生の先輩として敬語で接するようにしましょう。

年上の後輩に失礼にならないように、タメ口を使う時は注意してください。

はじめは気を使いますが、徐々に信頼関係を構築すれば、話し方も変わってきます。

「社会人の基本は敬語」というのを忘れず、コミュニケーションを取るようにしましょう。